紫外線で進む配管の老朽化

2018年5月25日

破損したパイプ 破損したパイプ 破損したパイプ 劣化した循環金具 劣化した循環金具

こんにちは。クラシアン横須賀のKです。

お風呂の循環パイプの破損による配管交換工事がありました。
追い焚き配管で水漏れしてお困りのお客様です。当社の給湯器のサイトをご覧になりお電話いただきました。
ガス会社にお見積もりを依頼したら高額であったため、当社にご相談いただきました。

給湯器本体は耐用年数が過ぎているものの、まだ壊れてはいないということで今回は配管の交換だけをご希望です。
現状の配管はポリエチレン管を使用しており、破損している箇所には保温材で防護されておらず配管が剥き出しでした。
塩化ビニール製の配管や今回のポリエチレン管等の樹脂管は、錆びることはなく耐久性が高いのですが直射日光には弱く、紫外線を浴びるとかなり早く老朽化が進みます。

突然ですが、皆さんは日焼け対策をしていますか?
紫外線というのは皮膚を劣化させ、シミ・そばかすの原因になります。
それと同じように配管も劣化させますので、防護措置を怠ると大変なことになります。
ちなみに私は日焼け止めを塗りません。
おかげでシミ・そばかすだらけです(笑)。

今回の配管は14年前のもので、そこそこ年数は経っていますが本来であれば破損・漏水するほどの期間ではありません。
しかし配管を少し触るだけで崩れるように粉々になってしまいました。
もともとの施工で管を保護する処理が不足していたことが原因です。

まずは配管の撤去です。
給湯器側は何の問題もなく撤去できましたが、浴槽側は給湯器本体を外さずに作業するため、狭いということもあり少し苦戦しました。
壁の中で接続されているナットを外すのに苦戦しながらも、ようやく回ったと思いきや、なにやら違和感。
何回か回したときにその違和感の理由がわかりました。

循環金具(浴槽内に付いている水が出てくる丸い部品)と言われる部品にはネジ接続・銅管接続・ポリ管接続等のタイプがあります。
そしてその接続部分がまっすぐなものと90°に曲がっているものがあり、現場により最適な部品を用意します。
もともと付いていた部品は銅管でまっすぐ出ているタイプです。

銅管は年数が経ってしまうと強度が弱くなってしまうので、簡単に曲がって折れてしまいます。
継手のナットをはずそうとしたときにナットが回らず、銅管がねじ曲がってしまいました。

配管交換 配管交換 配管交換 配管交換 浴槽

配管は距離が短いので今回はフレキ管にて施工いたしました。
外からの力や見映えも考えて、フレキ管にはしっかりと保温材を使用しキャンパステープも巻きます。

外のステンレスのカバーには2つの穴が空いており、1つに配管を通します。
もう1つの穴にはアルミテープでしっかりと塞ぎ、雨の侵入を考え内側にはしっかりとコーキング作業をします。
配管を通した穴の周辺にもコーキングを入れて壁中に雨が入らないようにしました。

こういったきめ細かな作業が家の寿命を延ばしてくれます。
逆を言えばこういった対応をしっかりとしないと、家の寿命はどんどん短くなります。
木は水に弱いですからね。

配管全部に保温材を巻き作業終了です。
本体を替えずにどうにか配管だけの交換作業が終わり、お客様のご期待に応えることができました!

本体がダメになったときも是非クラシアンへお電話ください。
スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。


排気のトラブル

2018年2月26日

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こんばんは。クラシアン横須賀のKです。

給湯器の調子が悪いとご連絡いただきました。
さっそく見に伺ったところ、かなり年数がたっているであろう給湯器とご対面です。

交換することになりそうですが、問題があることに気がつきました。
同じタイプの給湯器に交換すると排気に問題があります。
話を聞いてみるとガス会社でも同じことを言われたそうです。
もともとの作りだと問題はなかったのですが、ガラスの雨よけを最近取り付けられたようで、そのことによって排気のこもる作りになってしまったのです。
排気がこもってしまうと一酸化炭素中毒で最悪の場合、死に至るケースもあります。
そのため排気の処理というのは一番重要なのです。

今回は排気筒の施工も含めた作業を紹介致します。
排気筒の施工は下請けのガス屋さんにしっかりと施工してもらいました。

まずは配管を外し給湯器を取り外します。
新しく設置する給湯器には上方排気タイプを使用します。
上方排気を選定した理由は排気筒の施工が一番スマートに行えるからです。
給湯器の排気は4曲がり7m以内という決まりがあります。
これに違反してしまうとガス会社が発見次第ガスの供給が止められてしまいます。
そのようなことがないようにしっかりと考え、一番最適な方法で品物の選定をします。

給湯器をしっかりと壁に固定したあとは排気筒の施工です。
排気筒には直管や90°曲がりのエルボ、スライド管等があります。
事前に現調したうえで無駄の出ないように注文しました。
管同士の接続の部分にはしっかりとアルミテープを貼り、排気が逃げることのないよう密閉します。
管自体にもそれなりの重さがありますので、天井や壁に支持金具を取り付け管を固定します。
ある程度の傾斜をつけ外に向けて排気します。外に出す最後の部分は45°なり90°なりで雨等が入らないようにします。
排気口には動物等が入らないように網目のものが取り付けてあります。
メーカーさんから聞いた話によると、昔、鳥が排気筒の中に入ってしまい、爆発事故が起きたこともあるそうです。
ガス屋さんに排気筒の施工を行ってもらっているときにも私は、給湯器のガス・給水・給湯配管の接続、保温材・お部屋のリモコン交換などをして、しっかりと働いていましたよ(笑)
これで一酸化炭素中毒の心配もなくなり安心してお湯をお使いいただけます。

このように私たちは水まわりの施工を通じて、日々たくさんの知識を身につけております。
10年以上この仕事をしている私も毎日が勉強です。
たくさんのお客様に呼んでいただき、たくさんの家を見させて頂きながらしっかりと問題を解決することで、吸収できることは吸収し、他の現場でも役立たせてもらっています。

水周りのことだけではなく家全般の悩みや問題等、なんでもご相談下さい。
スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。


給湯器の勉強会

2017年10月29日

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クラシアン港南のTです。

これから冬に向けてお取り換えのご依頼が急増する給湯器の勉強会を開催致しました。
給湯器といっても、用途や設置場所によって様々な機種があります。
設置場所では、壁掛けや据え置き型など。用途では、エコジョーズ床暖房や乾燥機付き熱源機器などお客様には「・・・?」と思うことを、分かりやすく説明する必要があります。
お客様に快適な暮らしをご提案できるように定期的に勉強会を開催し、各スタッフのスキルを向上させております。


2台の給湯器を1台に集約

2017年6月25日

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こんにちは。
クラシアン横須賀、所長のKです。

灯油給湯器のタンクが破損して油が漏れてしまっているトラブルです。
給湯器の設置場所に行く前からすでに油の臭い!

かなり漏れているというのがわかりました。
しかし、この灯油のタンクがかわいい(笑)

18Lと、とても小さいタンクでした。
お話をしているとどうやら灯油の給湯器はお湯張り・追い焚き専用ということで、シャワーはガスの給湯器を使用しているとのこと。

ともに耐用年数を過ぎていたためこの際なのでタンク交換ではなく、2台の給湯器を1台に集約するご提案をいたしました。

今回は本体の故障というご依頼ではありませんでしたが、なにも給湯器は冬にしか壊れないというわけではありません。
給湯器が夏に壊れることもたくさんあります。

着火が遅い・温度が一定にならない・異音・異臭等、給湯器の故障のサインが出ている場合、使用年数が8年を超えているならば交換をお勧め致します。

クラシアンでは都市ガス・プロパンガス・石油、どのタイプの交換も行っております。

皆様からのご連絡、スタッフ一同お待ち申し上げております。