排気のトラブル

2018年2月26日

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こんばんは。クラシアン横須賀のKです。

給湯器の調子が悪いとご連絡いただきました。
さっそく見に伺ったところ、かなり年数がたっているであろう給湯器とご対面です。

交換することになりそうですが、問題があることに気がつきました。
同じタイプの給湯器に交換すると排気に問題があります。
話を聞いてみるとガス会社でも同じことを言われたそうです。
もともとの作りだと問題はなかったのですが、ガラスの雨よけを最近取り付けられたようで、そのことによって排気のこもる作りになってしまったのです。
排気がこもってしまうと一酸化炭素中毒で最悪の場合、死に至るケースもあります。
そのため排気の処理というのは一番重要なのです。

今回は排気筒の施工も含めた作業を紹介致します。
排気筒の施工は下請けのガス屋さんにしっかりと施工してもらいました。

まずは配管を外し給湯器を取り外します。
新しく設置する給湯器には上方排気タイプを使用します。
上方排気を選定した理由は排気筒の施工が一番スマートに行えるからです。
給湯器の排気は4曲がり7m以内という決まりがあります。
これに違反してしまうとガス会社が発見次第ガスの供給が止められてしまいます。
そのようなことがないようにしっかりと考え、一番最適な方法で品物の選定をします。

給湯器をしっかりと壁に固定したあとは排気筒の施工です。
排気筒には直管や90°曲がりのエルボ、スライド管等があります。
事前に現調したうえで無駄の出ないように注文しました。
管同士の接続の部分にはしっかりとアルミテープを貼り、排気が逃げることのないよう密閉します。
管自体にもそれなりの重さがありますので、天井や壁に支持金具を取り付け管を固定します。
ある程度の傾斜をつけ外に向けて排気します。外に出す最後の部分は45°なり90°なりで雨等が入らないようにします。
排気口には動物等が入らないように網目のものが取り付けてあります。
メーカーさんから聞いた話によると、昔、鳥が排気筒の中に入ってしまい、爆発事故が起きたこともあるそうです。
ガス屋さんに排気筒の施工を行ってもらっているときにも私は、給湯器のガス・給水・給湯配管の接続、保温材・お部屋のリモコン交換などをして、しっかりと働いていましたよ(笑)
これで一酸化炭素中毒の心配もなくなり安心してお湯をお使いいただけます。

このように私たちは水まわりの施工を通じて、日々たくさんの知識を身につけております。
10年以上この仕事をしている私も毎日が勉強です。
たくさんのお客様に呼んでいただき、たくさんの家を見させて頂きながらしっかりと問題を解決することで、吸収できることは吸収し、他の現場でも役立たせてもらっています。

水周りのことだけではなく家全般の悩みや問題等、なんでもご相談下さい。
スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。