屋外の排水管詰まり~トイレが流れないワケ~

2015年10月20日

屋外の排水マス 掘削した屋外の排水管 木の根が詰まった排水管 再び舗装した屋外の排水管

こんにちは、クラシアン静岡支社のFです。

今回、トイレが詰まってしまったとのことで、ご依頼をいただきました。
さっそく詰まり除去にお伺いし、状況を確認したところ、屋外の排水管で詰まっていました。

トイレの詰まりは、大きく分けて、通常の使用で詰まった場合と、異物が入ってしまい詰まってしまった場合が考えられます。
普通に使用していて詰まってしまうケースは、大量の紙や便を流してしまった場合や、あるいは、節水のためにタンクにビンやペットボトルを入れていて洗浄水量が不足して詰まりが生じる場合があります。
このような症状のうち比較的軽度のものは、時間を置いたり、ホームセンターなどで売っているラバーカップ(スッポン)で、改善することができます。

ボールペンやおもちゃなどプラスチックのように溶けない異物を流してしまった場には、時間を置いても自然に直ることはほとんどありません。
詰まりの原因のほか、詰まっている場所によっても対処方法が異なります。
異物が便器の奥に入り込んでしまったり、さらに排水管まで入り込んでしまうと、便器を外すなど大がかりな手間が必要になってきます。

今回は便器には問題がなく、屋外に敷設された排水管に木の根が入り込み、トイレの排水を妨げていました。
まずは、詰まり除去を試みましたが、排水管いっぱいに木の根が広がっており、外側から詰まりを除去することが難しい状況でした。

そこでコンクリートを掘削して、地中に埋まった排水管を外側から開けることで、ようやく中に詰まった木の根を除去できました。
塩ビ管を切断した写真がございますので、排水管の中に木の根がある様子がご覧いただけると思います。
こんなものが詰まっていては、流れが悪くなってしまいますね。

せっかくなので、排水が流れやすい様に、排水マスの位置と配管を変更いたしました。
これで安心してトイレが使えると、お客様に大変喜んで頂けました。