2018年6月24日
こんばんは、クラシアン横須賀のKです。
洗面所の排水管の交換作業です。
ご相談は排水管に穴が空いて水漏れしているという内容でした。
現場は築年数35年を越える団地です。
洗面所に案内され水漏れ箇所を確認するとなにやら違和感。。。
なんか普通と違う??? なんだろうこの違和感。 すぐに答えは出ました!
排水管からの匂いや虫の侵入を防ぐために取り付けるトラップという部品(U字型の水溜め)は通常1つなのですが、、、なんと2つあります!(笑)
過去に一度洗面台を換えたことがあるようでしたので、おそらくその業者が施工したことによるものでしょう。
しかし、こんなへんなやり方をしたのには理由がありました。作業の説明で一緒にすることにいたします。
作業は、まずは排水器具を全て外します。
2つあるU字のトラップを外し、洗面器側の部品と壁の排水管側の部品を外します。
と、ここで問題。 壁側の部品が外せない。 正確には外したくない。
壁の中の排水管では鉛の管を使っており管同士をハンダでつけているのです。
ホントに古い建物ではこういうこともあり、できれば触りたくありません。
今回は・・・ いじらない選択をとります(笑)
しかしなにをするにも普通の部品を使っては直せません。
なので考えに考え、何度かつけては外しを繰り返しました。
最初は漏れていなかったのですが、全て完了し水を流してみたら・・・
ん??? あれ? 水が漏れてるぞ。 どこだ? あ~ ここかぁ!
漏れていたのはいじりたくない壁側の管からでした。
亀裂が入ってしまい、もう管は交換しないといけません。
かなりリスクを負いますがもうこの道しか残っておりません。
ハンダを取り、亀裂の入った管を取り出します。
新しい管を入れます。
鉛の管の中には入るスペースが少なく、コーキングとパテでどうにか漏れることなく取り付けました。
ここまでいけばあとはいつも通りの作業です。
ただU字の管は『幅広』というUの部分が大きい部品を使います。
水を流し、漏水がないことを確認して作業終了です!
普段であれば30分もあれば作業完了できるところですが、今回は考える時間も含めると3~4倍の時間がかかりました。
これを想定したかしてないかはわかりませんが、洗面台をかえた業者さんは配管を一部使いまわしをしたのでしょう。
結果的には管を使いまわすことなく換えることができたのですが、私にもう少し勇気があれば最初から全部換えるという選択をすることができたのかもしれません。
私もまだまだだと思わされました。
全てのことを完璧にミスすることなくこなせる人間はいません。
なので一つ一つの現場で私たちは成長させていただいています。
水まわりのトラブルの際はクラシアンに是非お問い合わせください。
みなさまからのご依頼を心よりお待ち申し上げております。