腕の見せ所
2017年8月25日
おはようございます。
クラシアン横須賀、所長のKです。
水道管の補修工事です。
埋設の水道管で水漏れしている現場にお伺いしました。
水道メーターの周辺では、耳を澄まさなくても聞こえるほどの漏水音。
水漏れ補修をするため地面のコンクリートを壊さなくてはなりません。
まずはコンクリートを「はつり」ます。
はつりとは壁や土間などのコンクリートを破壊すること。
はつりのあとは水道管まで土を掘り出します。出てきました鉛でできた水道管、「鉛管」です。
地域や築年数によって未だこの鉛の水道管を使っている場所はまだまだあります。
自治体によっては補助金を出すから鉛管は取り替えてくれ、というところもあります。
鉛は体に悪い成分が出ますから、極力交換することをおすすめします。
この現場はもともとメーターバルブがついておらず、鉛管からすぐ開閉バルブに接続されていました。
その開閉バルブの先は鉄の配管で施工してあり、かなりの腐食状態・・・
できれば今はこの鉄管はいじりたくない・・・
万が一折れてしまった場合、コンクリートをさらに壊して生きている管を探し追っていかないといけません。そうなるとお客様に更なる負担がかかってきてしまいます。
ここは腕の見せ所!狭い空間の中で水道管をうまいこと施工できてこそプロの水道屋!
鉛管を切り取り、耐久性のある塩化ビニールパイプに組み換えます。
塩化ビニールパイプは継手に飲み込みがあり、糊で接着し管を繋げていきます。
飲み込みがあるため狭い空間では考えて施工しないとうまく入りません。
しかも今回のパイプは25mmの太めのパイプのため難易度がさらに上がります!
しかしそこはプロとしての腕の見せ所。どうにか上手く配管いたしました。
ノリの乾きを待ち30分後に通水。
漏れがないことを確認し、掘りあげた土を元に戻します。
その後コンクリートを敷き詰め、完成です!
今回は漏れてしまっていたので一部の補修で対応いたしましたが、
老朽化が激しいためお客様には水道管の入れ替え工事のご提案をさせていただき終了しました。
家が20年以上建っていれば水道管や下水管も老朽化し、入れ替えが必要になってきます。
水道の検針月に漏水していませんか?
などの案内が水道局より入っていた場合、トイレなどからの水漏れがなければ地中の水道管からの漏水が考えられます。
クラシアンでは漏水調査から今回のような補修、さらには入れ替えの工事まで全て対応いたします。
お客様からのご連絡スタッフ一同お待ち申し上げております。