オオカミの悲劇
2014年5月29日
こんにちは(^^)クラシアン札幌支社のぴんです(^o^)
旭山動物園記第3弾!
エゾオオカミです(*^o^*)
最近赤ちゃんが産まれたとニュースで見たのですがこの日はまだ巣穴の中から出てきませんでした(´;ω;`)
ところでオオカミと言えば絶滅種。
その背景には私達人間がとても深く関わっています。
北海道にはかつてエゾオオカミが、本州以南にもニホンオオカミが生息していましたが、どちらも毒殺や銃殺など人の手で百年余り前に絶滅したとされています。
「その結果、食物連鎖のピラミッドの頂点に位置していた肉食獣がいなくなり、生態系が崩れ、エゾシカの増加や樹木の食害につながっている」と、オオカミ飼育歴約二十年のオオカミの森代表、桑原氏。
狩猟にたけたオオカミは狩猟採集民のアイヌ民族にとってはカムイ(神)の存在で、和人も古来、神社でまつるなど恐れ敬ってきました。
が、明治維新後、導入された家畜をオオカミが襲い始め、欧米から「オオカミは害獣」との見方が入ってくると、悪者のイメージが浸透したそうです。
旭山動物園には、オオカミ絶滅の歴史を絵巻風に描き、「エゾシカを害獣にしたのは誰?」と問いかける旭川在住の絵本作家さんのエゾオオカミをテーマにした絵本をオオカミの森の入り口に据えています。
オオカミと向き合うことは、人間が北海道の自然をいかに変えてきたか、本来の生態系とは−に思いをめぐらすきっかけにもなるのではないでしょうか。