ひろし日記⑪ 日本
2014年12月19日
「これが、本当に敗戦国日本なのか?」
1970年に、大阪の万国博覧会に来た、ひとりのアメリカ人の言葉です。
焼け野原となった1945年の敗戦から、日本人は持ち前の勤勉さと「24時間戦えますか?」のド恨性で復興作業に入りました。
主要都市を結ぶ道路が整備され、新幹線が走りました。
大阪では大阪証券取引所が設立され、西日本一の経済都市となりました。
そして1970年、日本万国博覧会が大阪で開催され、日本の高度成長を世界に証明しました。
終戦直後に進駐軍として日本にいた元アメリカ兵は、終戦後わずか25年で 急成長した国を見て、同じ国と思えないと同時に、日本人のたくましさに感動したとの事です。
その大阪万博のシンボルがこの太陽の塔です。
この力強く威風堂々とそびえるこのたたずまいに、僕は子供の頃からやられていました。
今の僕には想像もできない厳しい時代の戦後を戦いぬいた強い日本人の象徴のような気がします。
僕は昔からこの塔を見るたびに力をもらっていました。
さて、過去をふり返るのはこれくらいにして、未来のことです。
2020年、今年は東京オリンピックが開催されます。
戦後から25年で世界が驚く高度経済成長を果たした大阪万博から、ちょうど50年。
今度、日本は何を世界に対して表現するのでしょうか?