洗面所からの水漏れ

2019年7月25日

クラシアン神戸の『エシディシ』です。
大分遅れた梅雨が終わりを告げたとニュースでやっていましたが、特有の湿気ジメジメはまだ続き、もうしばらくの辛抱と頑張っております。
漏水の調査をしてほしいとご連絡いただき、お客様宅に伺いました。
洗面所と洗濯機のあるお部屋の床が濡れているが、どこから水が漏れているかわからないとの事で早速各所を点検させていただき漏水箇所を探しました。

漏水の調査の時は、まず「排水からの漏れか、給水からの漏れか」を判別します。
排水とは、洗濯機なら下のホースから流れる使用した汚れた水の事を言います。給水とは、洗濯機に水を入れる蛇口から出る綺麗な水の事です。
水の元栓を閉めたりしていない限り、漏れたり漏れなかったり使用した時にだけ水が漏れてくる場合は、排水からの漏れの可能性が高くなります。排水は何かしら使ったお水を下水に流すので使用しなければ出る水ではありません。
逆に常に漏れている、または留守から帰ってくると水が漏れているなどの場合は、給水からの漏れが考えられます。給水は使用しなくてもいつでも使えるように常に水圧がかかっています。例えば、洗濯機に蛇口からつながるホースが漏れている場合は、洗濯機を使うか使わないかに関わらず水漏れします。また水道メーターが回っている場合も、給水からの漏れの可能性が高くなります。

ただしこの判別は大まかなもので、必ずとは限りません。水道を使用した時にだけ漏れる場合でも、給水から漏れる場合もありますし、水道メーターもポタポタ程度の漏れの場合回らない事があります。
今回はまさにそのケースでした。お客様に詳しくお尋ねすると、漏れている時と漏れていない時があるようでした。この場合、通常は排水の可能性が高くなりますが、洗面所の水栓を見るとホースの伸びるシャワータイプの蛇口でした。


この蛇腹のシルバーのホースは、普段は洗面ボウルの下の収納部に隠れています。

今回はこのホースからの水漏れが原因でした!
上記の写真のように、ホースを伸ばしたり高さを高くしたりをせずに通常通りに使っても、シャワーに切り替えてもこのホースを通って水が出てきます。そのため、このホースに亀裂や破損がある場合は、使用した時にのみホースから水が漏れて洗面台の中やそれを伝って床へ漏れたりします。念のためほかの箇所も点検いたしましたが、この部分だけでした。
蛇口もかなり年数が経っており、本体の交換をして無事完了しました。


お客様はマンションなので床への漏れがとても不安で、洗濯も洗面所も使えずにとても不便な思いをされていたそうで、とても助かったと言っていただけました。
点検の判断を明記いたしましたが、これはあくまで我々が現場での確認作業ですので、緊急時などは慌てずに元栓を閉めて、まずは水を止める事を優先して下さい。
漏れたまま放置されると床が腐ってしまったり、マンションや2階の場合は階下への水漏れにつながります。
放置せずに、まずはクラシアンへお電話ください。緊急の措置や、一時的に止水したり、また今回のようにすぐに交換対応もいたしますので、まずはご連絡いただければと思います。