2018年3月25日
クラシアン神戸の『エシディシ』です。
芦屋市のお客様から洗面所で水漏れしているお電話を頂き急いでお伺いいたしました。
何故急いでかと言いますと、洗面所の足元から水が出てくるというご依頼だったからです。
お客様のお住まいはマンションの5階!蛇口の先からポタポタ水漏れがするといった不具合とは違い、二次災害を招きかねません。
足元からということは床の上に水が流れてしまっているので、下の階のお部屋に水が漏れしてしまう場合があるのです。(階下漏水と言います)
お電話頂き、当社のコールセンターの案内で元栓を閉めていただきとりあえず水は止まりましたが、残った水もすぐに拭き取らないといけないので緊急でお伺いさせていただきました。
その甲斐もあり、水が床に滲みる事はなく階下への漏水はありませんでしたのでまずは一安心です。
続いて、水漏れの原因を調べるためシンク下の扉を開くとすぐに発見しました。シャワーホースからの水漏れです。
亀裂したシャワーホースから水漏れしている状態でした。
水受けタンクで漏れ出した水を受けていましたが、しだいに満水になり溢れ出した結果、床への漏水へと繋がりました。
お客様はシャワーヘッドを引き出せることはご存知でしたがまったく使われていないそうです。マンション購入時に最初から設置されていたようでご使用期間は20年近くになります。
ホース部分の取り寄せで部品の交換修理もできるのですが、お客様からは『ホースが付いていない標準のタイプに交換することは出来ますか?』と標準タイプの蛇口交換をご要望されました。
もちろん可能ですとご説明し、本体の交換をさせていただきました。
ご使用の洗面所の蛇口は取付穴が1つのみの『ワンホールタイプ』です。
基本的に同じワンホール水栓でしたらシャワーホース有り無しにかかわらず交換方法は特に変わることはありません。
まず水漏れしていた既存の水栓を取り外すと一つの穴が現れます。
穴のサイズは35mmでした。
サイズが37mm以上ですと『スペーサー』と言う部品が必要になってきます。
そのあたりは以前のブログ『タイプの違う蛇口も取り付けできます!』よりご参照下さい。
今回はシャワーホースのないタイプでTOTO製の『TLHG31AEF』という水栓に交換いたしましたが、もちろん同じシャワータイプの水栓に交換する事も出来ます。
また、このワンホール水栓のシャワータイプはツーホールタイプの水栓と違い水栓自体の高さを調節できる機能は付いていません。
簡単にご説明すると、頭を洗う時に片方の手でホースを持っておかないといけないのがワンホール水栓。
水栓自体の高さをあげられるので両手を使って頭が洗えるのがツーホール水栓となります。
頭を洗ったりする事だけで比較するとツーホール水栓の方が便利にお使いいただけます。
しかし、取り付けには穴が2つ必要です。では今回のお客様宅でツーホール水栓は取り付けられないのでしょうか?
いえいえ、実は取り付ける方法がございます。
その方法は新しい穴を開けるという方法です。そうすることでツーホール水栓も取り付ける事が可能になります。
ただし、いくつか条件がございます。洗面台の水栓が付いている部分が鉄製のものでは穴が開けられません。またお住まいが賃貸の場合は基本的にはオーナー様の許可を頂いてからの施工となります。
それ以外にも特殊な条件もありますのでその辺りは当社スタッフが拝見させていただき対応可能かご説明させていただきます。
お客様は同じタイプ・同じメーカーの蛇口しか取り付けが出来ないと思われていたようで、非常に驚かれておりました。
多くの知識を有して、様々な対応を行えるのが当社スタッフです。
水回りだけでなくお家のお困りごとは、クラシアンまでお電話下さい!!